THE LAND OF ZERO PUBLIC

THE LAND OF ZERO PUBLIC

はじめに

はじめまして、新政府初代内閣総理大臣の坂口恭平です。
これから私はみなさんと一緒に新政府の領土拡大計画を実施したいと思う。
領土の拡大?そう、みなさんは驚かれるでしょう。
僕たちが暮らしている土地はみんな現政府のものだし、それを奪うとなると戦争をする気なのか?と。
しかし、新政府はそんな野暮なことはしません。もうちょっとお手軽にサクッとやっちゃいます。
では、どうするか。僕は数年前、ある空き地と出会いました。銀座四丁目にです。ウン億円もするだろう一等地にです。
しかも、その土地は所有者不明でした。国と東京都が争っているらしいが、よくわからない。放置されているんです。
土地というものをよく調べると、実は所有者不明の土地や、登記されていない土地なんかが意外とあることが分かってきました。
誰も使わないんだったら、新政府の領土にしよう。
僕は人間というものは土地を共有、利用はできるが私的所有はできないと思っています。
日本の中で放置されている土地を、みんなのための新しい公共の場として転用する。
これが新政府領土拡大計画の中身です。
他にも、畑が余っている人や、空き家を有効活用してほしい人など、いろんな「余っている」ものがあると思います。
それをみんなでパブリックに使っていこう。
でもそれは利用するだけで所有するわけではないので、現政府のレイヤーからは抜け出せます。
だから争わない。楽しい領土拡大計画なんです。

これからは自分たちの手でゼロから公共を作り出していく。
そんな時代になるでしょう。
ZERO PUBLIC。僕はこれからの生き方をそう名付けました。

街を歩き、空き地を見つけたら、空き家を見つけたら、使っていない畑を見つけたら、ふと足を止めてみよう。
もしかしたらそれは新政府の領土になりうるかもしれない。
見つけたら、そこにモバイルハウスを置いて住んじゃおう。野菜を植えて、バナナを植えて、金が無くても困らない社会をつくろう。
合い言葉はZERO PUBLIC。 
さあ、みなさんも今すぐ外に出て、全く違う感性で都市を眺めてみよう!
2012.01.25 新政府初代内閣総理大臣 坂口恭平

使いかた